『INDIE Live Expo 2023』の個人的に気になったタイトル
5月20日~21日の2日間に渡って放送された、インディーゲームを紹介する番組『INDIE Live Expo 2023』。
1日目のメイン放送で紹介された、300本以上のインディーゲームの中から、特に自分が気になったタイトルをピックアップしていきます。絞り切るの本当に大変だった……!!
インディーライブエキスポ 2023 (メイン放送) - YouTube
『ファミレスを享受せよ』
少し前にTwitterとかで話題になっていた、永遠のファミレス「ムーンパレス」が舞台のポイント&クリックADV。黄色と青の統一感のあるグラフィックが特徴。
現在、itch.ioとふりーむ!にて無料公開中だが、追加要素のあるNintendo Switch/PC(Steam)版が今年7月に出るとのこと。
公式サイト:ファミレスを享受せよ
ゲーム制作サークル:月刊湿地帯
『電車づくりのポポ』
公開された映像以外ほとんど情報がないため、詳しいゲーム内容は分からない。多分ADVかな? 温かみのあるイラストと「旅をしようヒーローにはなれないけれど」というキャッチフレーズに惹かれる。
公式Twitter:Cow’s Step Games (@cowsstepgames) / Twitter
『Cornucopia』
2.5Dの牧場スローライフゲーム。この手のゲームは大抵3Dか見下ろし視点だから新鮮だ。農業・牧場・住人との交流以外にも、動物が素材集めやバトルに協力してくれたり、様々なミニゲームなど要素が盛りだくさんとのことで、やり込みがいがありそう。
Steamで8月1日リリース予定。
Steam:Cornucopia on Steam
『午前五時にピアノを弾く』
雰囲気たっぷりの短編テキストADV。選択肢を選ぶことによって変動する4つのパラメーターを管理し、物語を進めるゲーム。マルチエンディングということで、狂気のパラメーターがどう物語に関わってくるのか気になる。
Steamにて無料配信中。
公式サイト:午前五時にピアノを弾く
『Paw Paw Destiny』
動物と心ある人間たちを救出し、悪人を地獄に落としまくるコズミックホラーコメディ。まず設定が面白い。操作キャラは犬だけでなく、猫など自由にカスタマイズ出来るらしい。
Steam:Paw Paw Destiny on Steam
『七星探偵倶楽部~黄金虫たちの帰巣~』
ファミコン探偵倶楽部を思い出させる推理ADVゲーム。
探偵俱楽部に所属する主人公は、同級生の兄探しを手伝った際に殺人事件に巻き込まれてしまう。事件の調査は、やがて10年前の銀行強盗事件に繋がっていき……という内容。レトロな雰囲気ながらキャラデザは親しみやすいし、作り込まれていそう。
リリース中でPCで遊べる。
公式サイト:「七星探偵倶楽部~黄金虫たちの帰巣~」
『FAKE HEART』
孫娘と暮らす童話作家が主人公のビジュアルノベル。悲しみと思い出を描いた内容らしく、モノクロのグラフィックやピアノ中心のBGMが印象的。タイトルの意味も気になる。
2023年Steamでリリース予定。早期アクセス版が日本語に対応している。
Steam:FAKE HEART on Steam
『Recolit』
以前ヨカゼナイトでも紹介されていたゲーム。可愛らしいドット絵で表現された、明かりを頼りに進むちょっとふしぎな謎解きADV。町の人たちの気持ちに寄り添うことで、物語が進行することから、温かみのあるストーリーが期待できそう。
体験版配信中。
公式サイト:Recolit
『W.T.』
色の無い空間を、豊富な種類の数学パズルを解いて脱出する一人称視点ゲーム。不思議な迷宮とそんな迷宮を1人彷徨う主人公の、謎の多い物語にも注目したい。
Steam:W.T. on Steam
『Ducky's Delivery Service』
可愛いアヒルの横スクロール配達アクション。ステージクリア形式で20ステージ収録されている。常にプロペラで空を飛んでいるし、時間制限っぽい表示があることから、難易度がどのくらいなのか気になるが、時間制限なしのモードもあるようだ。
7月配信予定。
Steam:Ducky's Delivery Service on Steam
『完璧な一日』
中国の小学生を主人公に、繰り返される1999年最後の一日を好きなように過ごす、という内容のゲーム。交錯する4つのメインストーリーの他に、サブストーリーも用意され、様々な物語が体験出来るとのこと。絵本や国語の教科書に載っていそうな絵柄で、イラストの作り込みが凄い。
日本語対応の体験版がSteamで配信中。各プラットフォームでも配信予定。
Steam:A Perfect Day on Steam
『収穫島』
美しいドット絵の、一見よくある2Dのスローライフゲームのようだが、ホラー要素があるということで、一筋縄ではいかないゲームの模様。探索やストーリーがメインで牧場要素はあくまでサブ的なものらしい。島の神々への捧げものや謎の廃墟など、どことなく不穏。
Steam:Harvest Island on Steam
『漢字インダストリー』
漢字とパズルを組み合わせたゲームは度々見かけるものの、こちらは漢字と自動化シミュレーションを組み合わせたゲーム。漢字という普段使っているものだから取っつきやすいし、面白そう。
2023年リリース予定。体験版配信中。
Steam:Kanji Industry on Steam
『Life is not Auto』
初めて説明を聴いたときは、一体なんのこっちゃと思った。つまり基本はリズムに合わせて心臓などの内臓を操作するのだが、流れてくるオブジェクトにも反応しないといけない、反射神経が問われるゲームでもあるそうだ。忙しそう。女の子が可愛いけど、ミスすると容赦なく死ぬ。
2023年リリース予定。
Steam:Life is not Auto on Steam
『Loddlenaut』
ウーパールーパーのような生命体(=ルードル)の世話をしながら、汚染された異世界の海洋惑星を綺麗にするゲーム。明るく可愛らしい世界観のオープンワールドで、探索も楽しそう。主人公に付いてくるルードルが可愛い。
今年9月にSteam/itch.ioにてリリース予定。将来的にSwitch版も検討しているとのこと。
公式サイト:Loddlenaut
『空と無垢の6機』
デッキを構築しながら、6人の少年少女をパイロットとして育成していくシミュレーションADV。3つの国ごとのモードに分かれ、それぞれ異なるシナリオと遊び方が可能。優しい雰囲気のイラストも特徴的。
2023年リリース予定。
Steam:空と無垢の6機 on Steam
『VIDEOVERSE』
架空のビデオゲーム時代の、ソーシャルネットワークがテーマのゲーム。単色でレトロなSNS画面やピクトチャットっぽいシーンに惹かれる。WiiUや3DSで展開されていた『Miiverse』に影響を受けているそう。
2023年リリース予定。
Steam:VIDEOVERSE on Steam
『Tokyo Pinball』
ドット絵のハイスピードな王道ピンボールゲーム。ノリノリなBGMも良い。初心者でも遊びやすいよう自動スローモーションや台揺らしなどの機能を搭載している。
itch.io/BOOTHで配信中。Steamは近日配信予定。
公式サイト:Tokyo Pinball | 集英社ゲームクリエイターズCAMP
『マイダイコン Daikon Simulator』
ダイコンの一生を体験するゲーム。ジャンルはソーシャルシミュレーション。他のダイコンと友達になったり、ペット(ダイコン)を飼ったり、大根社会を生きていくことで個性が形成されていく。ダイコンとは何か考えさせられそうなゲームである。
Steamでは配信中で、各コンソール版は開発中。
Steam:Minabo - A walk through life on Steam
『LoveSoTea 紅茶狂詩曲』
余命数か月の青年と、どうしても紅茶を振舞いたい男子高校生の、紅茶を通した緩やかな交流を描いたゲーム。自分含め、こういう何とも言えない関係性が好きな人に刺さりそう。アートワークもオシャレな感じで良い。同作者の前作『春と修羅』のキャラクターも登場するらしい。
2024年リリース予定。
Steam:LoveSoTea on Steam
『ミスター・クーのいろいろ』
体がバラバラになってしまった「ミスター・クー」のポイント&クリックADV。手描きカートゥーンアニメーションがユニークで色々調べたくなる。ちょっと不条理な世界観も魅力的。
Steam/Switch/PS4・PS5にて9月8日配信予定。
Steam:The Many Pieces of Mr. Coo on Steam
以上。個人的な好みもあって雰囲気の良いアドベンチャーばかりチョイスしてしまったが、紹介しきれなかったタイトルも含め、面白そうなゲームが盛りだくさんだった。次回のINDIE Live Expoも楽しみ。